再生医療には、年齢制限があるの?|再生医療のお話⑯

当院でも多くの患者様が、再生医療による施術を受け、その効果に満足されています。しかし、全ての患者様が、最初から再生医療に全くの不安や疑問がなかった訳ではありません。施術前のカウンセリングでは、どの患者様も非常に多くのご質問をされますが、その中でも共通するのが次のようなご質問です。

「再生医療には、年齢制限がありますか?何歳で始めるのがいいですか?」

「アラフィフで再生医療をするのは遅くないですか?若いころの細胞を使った方がいいですか?」

その答えは、『いくつになっても健康な方であれば再生医療を安全に受けることができ、効果を期待することができます』です。今回の記事では、再生医療を受ける際の制限などについて詳しくお話します。

再生医療への年齢制限

結論からお話しすると、再生医療を希望する患者様の年齢による制限はありません。再生医療は、自身の細胞から培養した幹細胞や線維芽細胞を移植する治療法です。

「若いころの細胞を使用したほうがいいのでは?」というご質問に関して言えば、確かに若いころの細胞の方が細胞の質が良く、細胞の増え方が早い傾向にあります。しかし、肌は年齢だけでなく、ダメージの有無によっても状態は異なりますので、同じ年齢だからといって肌の状態は同じではありませんので、年齢で再生医療を諦める必要はありません。

また、40代、50代、60代であろうと質の良い細胞を選び、培養しますので、それを移植することで幹細胞や線維芽細胞を活発にすることができます。

年齢と質の関係

幹細胞は軟骨や骨、皮膚の細胞など約200種類もの細胞に分化することができる万能な細胞であり、さらに幹細胞は成長因子やサイトカイン、エクソソームを分泌し、ダメージを受けた組織や臓器に働きかけて創傷治癒を促進する働きもあります。

この幹細胞による治療で重要となるのは、幹細胞の年齢よりも、幹細胞の質が大事であると言われます。

では、幹細胞の質を考えたとき、重要となってくるのが『培地』と『培養方法』です。培養を行うための培地は、電解質やpH、糖、アミノ酸などの組成や温度・空気を培養に適した条件に整えることが重要です。しかし、その環境は、細菌などがとっても増殖しやすい条件となるため、周囲からの微生物や異物の混入を避けるクリーンべンチなどを使用し、最新の注意で清浄度を保ち操作する必要があります。そういった観点から、当院は細胞の培養を国の認可がおりた細胞培養加工施設(CPC:Cell Processing Center)に委託しています。再生医療が人気を集める現在、信頼性の低い細胞培養加工施設に依頼しているクリニックもありますので、注意が必要です。

再生医療が制限されてしまう方

基本的には、健康な方であれば、どなたも再生医療をお受けいただくことができます。

しかし、 梅毒・B型肝炎・C型肝炎・HIV・成人T細胞白血病などの特定の感染症をお持ちの方や、診察により医師が不適と判断した方は治療をお断りする場合があります。

カウンセリングでは、疑問や不安に医師が丁寧にお答えしますので、再生医療にご興味がある方は、お気軽にご相談下さい。

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