線維芽細胞移植は、皮膚のたるみの原因となる線維芽細胞の減少と、コラーゲンやエラスチンの生成低下を解決するために約1億個の線維芽細胞を皮膚に移植する治療です。
線維芽細胞移植の施術後にPRPやACRSを重ねることで、これらから放出される成長因子がさらに線維芽細胞の働きを促進し、相乗効果が期待できます。
詳しくは、線維芽細胞移植のページをご覧ください。
紫外線のダメージや加齢によって、肌の弾力や潤いを保つコラーゲンやエラスチンを作り出す線維芽細胞の数が減少し、たるみが出てきます。この記事では、肌のたるみの原因とその治療法について詳しく解説させていただきます。
私たちの皮膚を美しく健康に維持しているのは線維芽細胞です。線維芽細胞はエラスチンやコラーゲンなど肌のハリや弾力の元となる成分を作り出す働きがあります。
年を重ねるごとにこの線維芽細胞は減ってしまうため、たるみが生じます。
お顔に皮下脂肪が多く蓄積すると、お顔が丸くなったり、二重アゴの原因となったりします。
若い時はお肌にハリがあり、たるみは問題にはなりませんが、歳を重ねるごとに皮膚のハリが低下して重力に従って皮下脂肪や肌も下がってしまうため、たるみが生じます。例えば頬がこけて見えるのは皮下脂肪が下にたるんでしまうことから起こります。
また、口周りの皮下脂肪がたるみによって下がってしまうとほうれい線やマリオネットラインの原因となります。
靭帯はコラーゲンから成り、顔だけではなく、体のあらゆるところに認められ、皮膚を骨に、骨を骨につなぎ止める大事な役割を担っています。この靭帯も年をとるごとに弾性を失い、組織を支える力が弱くなっていくため、お顔の皮膚が下がってしまいます。
加齢と共に顔の骨も痩せていってしまいます。特にこめかみや頬骨、顎の周りはへこみ、目を収容するスペース(眼窩)は広がります。そのため、まぶたがくぼんで見え、老けた印象になってしまいます。
30代の皮膚のたるみは、肌のハリが徐々になくなってくることが原因です。
20代をピークにコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などを作り出す線維芽細胞の数は徐々に減っていくため、肌の弾力や水分量が低下していきます。
加齢に伴い、シワやほうれい線、ゴルゴラインなどが目立つようになります。これは、下のグラフからもわかるように線維芽細胞の増殖能力が低下するにつれて、皮膚のコラーゲンとエラスチンの生成量も低下していくことが原因です。
40歳ではすでに赤ちゃんの時のコラーゲン量の60%にまで減少しているのが分かります。シワやほうれい線、マリオネットラインなどはこの線維芽細胞の働きが低下することと、線維芽細胞の数が少なくなっていくことが、根本的な原因です。
輪郭が変化し、丸顔が四角いフェイスラインになったり、ブルドックのように顔の組織が下垂してしまったりするケースも多くあります。
前述したように、初期中期よりもたるみが進んでくると皮膚表面だけでなく筋膜がゆるみ、筋肉もさらに下がり、くぼんでしまうため、その下が逆に膨らみ顔の輪郭が四角くなってきます。
上記で解説した経過を辿って、様々な顔の部位にたるみが現れます。
お顔のたるみを予防、改善しようとエステやマッサージなどを行う方も少なくありませんが、実は、お顔の皮膚を擦ったり、引っ張ったりする行為は、たるみやシワを作る原因になります。たるみを改善するためには美容医療による治療が効果的です。
線維芽細胞移植は、皮膚のたるみの原因となる線維芽細胞の減少と、コラーゲンやエラスチンの生成低下を解決するために約1億個の線維芽細胞を皮膚に移植する治療です。
線維芽細胞移植の施術後にPRPやACRSを重ねることで、これらから放出される成長因子がさらに線維芽細胞の働きを促進し、相乗効果が期待できます。
詳しくは、線維芽細胞移植のページをご覧ください。
ダーマペンは複数の細い針を使用するマイクロニードル治療です。
真皮まで細い針であえて傷をつけることで真皮の線維芽細胞の働きを活性化させて、肌の自然治癒力を高め、皮膚の再生を促す治療です。軽度のたるみには皮膚を引き締めることを目的とした場合にダーマペンが効果的です。
施術の際に、PRPやACRS、VFD™、エクソソームも併用するとさらに相乗効果があります。
ピコフラクショナルは、点状のレーザーを肌の深層に照射することで、肌に微細な穴を開け、肌の自然治癒力を高め、たるみを改善することができます。
詳しくは、ピコレーザーのページをご覧ください。
HIFUは、高密度焦点式超音波治療法のことを言います。簡単に言うと超音波で筋膜や皮下組織を引き締めてたるみを改善する治療です。
※当院は根本的な治療を目指し、線維芽細胞を増やす線維芽細胞移植法をおすすめしておりますので、HIFUは行なっておりません。
ヒアルロン酸による輪郭形成では、骨が痩せたり皮下脂肪が減った箇所に、ボリュームを出すことが可能です。
主に骨の上にヒアルロン酸を充填するように注入しますが、こちらは根本的治療にはならず徐々に吸収されていくので定期的に注入を行う必要があります。注入してすぐにボリュームが出て目に見える効果がありますので、すぐに効果を出したい人にはお勧めの治療です。最近では1年以上持続するヒアルロン酸もあります。
※当院は根本的な治療を目指し、線維芽細胞を増やす線維芽細胞移植法をおすすめしておりますので、ヒアルロン酸注入(形成)は行なっておりません。
筋膜が緩み筋肉皮下脂肪が全体的に下垂してお顔が四角く見える方では、フェイスリフトやスレッドリフトが適用になるケースもあります。
かなり進んでしまった皮膚のたるみの治療においては、線維芽細胞移植のみの効果では物足りない場合もありますので、肌の状態に合った適切な治療をご提案させていただきます。
※当院は根本的な治療を目指し、線維芽細胞を増やす線維芽細胞移植法をおすすめしておりますので、手術(フェイスリフト)、スレッドリフトなどは行なっておりません。
再生医療では、患者様ご自身の血液や組織から作成するため、アレルギーなどの副作用が起きる心配はありません。注入した箇所は、一時的に肌に赤みが出たりほてり感を感じることがあります。また、注入部に内出血が起きることがありますが、1~2週間ほどで消失します。
ダーマペンの術後の経過は個人差がありますが、赤み、かゆみ、炎症、色素沈着、かさぶた、ひりつきなどが予想されます。ダウンタイムを短くしたい場合には、針を浅く刺すことでコントロールできます。
ピコレーザーは、皮膚へのダメージも少なく、ダウンタイムが短い治療ではありますが、一時的にニキビの悪化、赤み・熱感、痒み、乾燥、色素沈着などが起きることがあります。
ご予約日にご来院いただきます。受付を済ませたあとに、医師がカウンセリングを行います。お悩みやご希望をお聞かせください。
治療に同意いただけましたら、ご希望の方は採血をして、次回以降に結果を説明します。検査結果とご希望にあわせた、患者様だけの治療をご提案いたします。
※脂肪由来幹細胞治療と線維芽細胞治療は、血液検査は必須となります。
当日で完了する治療もありますが、一部再生医療など数カ月の間に複数回を受ける治療もございます。
治療完了後も、気になることがございましたらご来院ください。
肌や体の定期的なメンテナンスメニューもご用意しています。
メニュー | 詳細 | 回数 | 移植例 | 金額 |
---|---|---|---|---|
細胞移植料 | 初診料・血液検査料・ 皮膚採取含む |
2CC | 両目のまわり | ¥803,000 |
4CC | 全顔 | ¥1,111,000 | ||
6CC | 全顔と首 | ¥1,419,000 |
メニュー | 部位 | 回数 | 料金 |
---|---|---|---|
ピコフラクショナル | 全顔 | 1回 | ¥39,000 |
5回 | ¥156,000 | ||
10回 | ¥273,000 | ||
首 | 1回 | ¥30,000 | |
5回 | ¥120,000 | ||
10回 | ¥210,000 | ||
全顔+首 | 1回 | ¥62,100 | |
5回 | ¥248,400 | ||
10回 | ¥434,700 | ||
手 | 1回 | ¥27,000 | |
5回 | ¥108,000 | ||
10回 | ¥189,000 |
メニュー | 部位 | 回数 | 料金 | |
---|---|---|---|---|
ダーマペン+PRP | ヴァンパイアフェイシャル | 全顔 | 1回 | ¥80,000 |
3回 | ¥216,000 | |||
5回 | ¥320,000 | |||
ダーマペン+PRP (水光注射) |
全顔 | 1回 | ¥188,100 | |
3回 | ¥511,500 | |||
5回 | ¥767,250 | |||
ダーマペン+エクソソーム | 全顔 | 1回 | ¥133,100 | |
3回 | ¥363,000 | |||
5回 | ¥547,250 | |||
ダーマペン+ACRS | 全顔 | 1回 | ¥210,100 | |
3回 | ¥570,900 | |||
5回 | ¥855,250 | |||
ダーマペン+VFD™ | 全顔 | 3回 | ¥536,000 |
※VFD™はセルソース株式会社の商標です。
※全て税込表記。 ※当院の治療は公的保険適用外の自由診療となります。