『いつまでも若々しく、健康でいたい』
誰もが抱く願いだと思います。一昔前なら叶わぬ願いでしたが、医学が進歩した今、『再生医療』によってその願いを叶えることができるようになりました。 再生医療とは、病気や事故、加齢などの理由によって失われたからだの組織を再生する最先端の治療法です。再生医療はすでに皮膚や関節、目の疾患など様々な治療に用いられ、その効果と安全性も実証されています。当院では、再生医療を用いて、たるみやシワ、シミなどの皮膚の老化から、薄毛や身体全体の老化までを細胞レベルで改善する脂肪由来幹細胞治療を行っております。

このページでは、脂肪由来幹細胞治療について詳しく解説させていただきます。

CONTENTS

当院の院長関根彩子先生と理事長伊勢呂哲也先生の再生医療の本が
クロスメディア社から発刊されました。

01

当院が提供する再生医療は、『脂肪由来幹細胞治療』です。脂肪由来幹細胞治療とは、患者さまの身体から採取した脂肪細胞から取り出した幹細胞を培養し、点滴または患部に注射し、組織の修復再生を促す治療法です。ここで鍵となるのは『幹細胞』です。幹細胞についてここから詳しく説明していきます。

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02

幹細胞とは

私たち人間の体は、約200種類全37兆個の細胞からできています。
皮膚や血管、心臓や肝臓、肺など生命を維持するすべての組織や臓器は細胞が集まってできています。
その細胞のひとつひとつに寿命があり、寿命を迎えた細胞は死滅し、新しい細胞が作り出される『分化』と呼ばれる過程を繰り返し、私たちの体は、維持されています。この分化の際に重要な役割を持つのが幹細胞です。
幹細胞は自己複製能(自分を複製する能力)および分化能(特定の役割を持つ細胞に変化する能力)を持つ細胞です。
一つ一つの細胞の寿命が終わっても再び細胞を生み出していく能力を持った細胞のことを言います。分かりやすく言えば、幹細胞は、様々な臓器を作る細胞へと変化することができ、古くなった細胞と入れ替わることができるのです。

幹細胞には、組織幹細胞(成体幹細胞)と多機能性幹細胞と呼ばれる2つのタイプがあり、
それぞれにいくつかの種類があります。

【組織幹細胞】

組織幹細胞には、造血幹細胞、間葉系幹細胞、表皮幹細胞などがありこれらの細胞はどの細胞に分化されるかが決まっています。

造血幹細胞

造血幹細胞は骨髄の中で血球をつくり出すもとになっている細胞です。悪性リンパ腫や多発性骨髄腫の治療に使用されます。

間葉系幹細胞

間葉系幹細胞は、英語名をmesenchymal stem cellといい頭文字をとってMSCと略されます。MSCは骨髄、臍帯血、胎盤、脂肪組織などに存在する幹細胞で、骨や軟骨、血管、心筋細胞に分化できる能力を持ちます。

表皮幹細胞

表皮幹細胞は、表皮に存在する組織特異的幹細胞で、表皮組織を形成する能力を持っています。最近では、培養表皮シートとして重度熱傷などの治療に使用されています。

【多能性幹細胞】

多能性幹細胞は、どの組織の細胞にも分化できる能力を持っている幹細胞です。この多能性幹細胞は、人工的に作り出された幹細胞であり、iPS細胞、ES細胞などがあります。

iPS細胞

iPS細胞は、induced pluripotent stem cell の略です。2006年 にマウス皮膚から初めて作られました。その後京都大学の山中伸弥教授がヒトでのiPS細胞の作成に成功 して有名となりました。

ES 細胞

ES細胞は、胚性幹細胞、Embryonic Stem Cellの略です。ES細胞は、受精卵の中の一部を取り出して培養することでつくられます。ES 細胞は体のあらゆる細胞に分化する能力があります。

脂肪由来幹細胞とは

脂肪由来幹細胞は脂肪組織中に大量に存在する間葉系幹細胞で高い分化能を有し、様々な治療への応用が期待されている細胞です。脂肪由来幹細胞は、英語名をAdipose derived stem cellと言い、ASCと略されます。
間葉系幹細胞による治療が行われるようになった当初、骨髄から幹細胞を採取していましたが、入院が必要となり、痛みも伴うというデメリットがありました。しかし、その後の研究で臍帯血、胎盤、脂肪組織などからも間葉系幹細胞を採取できることが分かり、特に脂肪細胞には間葉系幹細胞が多く存在し、脂肪細胞から幹細胞を採取することは周りの組織へのダメージも少なく、容易であるため、最近では、脂肪由来幹細胞が治療に使用されることが多くなっています。当院でも経験豊富な医師が脂肪採取を行っております。

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03

脂肪由来幹細胞の働き

脂肪由来幹細胞は多くの成長因子やサイトカイン(細胞間の情報伝達物質)を分泌します。成長因子やサイトカインは、細胞間のシグナル伝達(情報伝達)を活性化し、細胞の増殖、分化などを促し、傷や炎症の修復に重要な役割を果たします。

【ホーミング効果】

幹細胞のホーミング効果とは、幹細胞が【損傷や炎症を起こしている細胞、組織】に引き寄せられ、たどり着くことです。この、【損傷や炎症を起こしている細胞、組織】から発せられるシグナル・情報を幹細胞が認識し、血管内や組織間を移動してその損傷や炎症の部位に集まる幹細胞の特性をホーミング効果と言います。
例えば、膝の損傷が強い方に、幹細胞の点滴を打つことで、膝の【損傷や炎症を起こしている細胞、組織】からのシグナル・情報を察知して、その部位に幹細胞が集まり損傷や炎症を修復してくれるのです。
つまり、身体の損傷や炎症がある部位を選択して直してくれるのが幹細胞の特性だということです。

脂肪由来幹細胞治療の現状

再生医療というと未来の治療法とイメージされる方も多いようですが、すでに多くの疾患の治療に脂肪由来幹細胞治療が利用されています。

皮膚の再生医療
皮膚の再生医療

肥厚性瘢痕(ケロイド)に脂肪由来幹細胞を注射すると色や肌質に改善があったことも報告されています。
当院が行う脂肪由来幹細胞による再生医療では、加齢によりハリを失くし、たるんだ肌を潤いとハリがある若々しい肌へと導くことができます。

循環器系の再生医療
循環器系の再生医療

血管を新生させたり、心機能を改善させたりします。
例えば、血流障害のある糖尿病や閉塞性血栓、血管炎の患者さまの下肢に脂肪由来幹細胞を複数回注射することで血管が新たにできることも確認されています。また脂肪由来幹細胞によって心筋細胞が分化し、心筋梗塞になった心臓の回復が見られたという報告も多くあります。

整形外科疾患
整形外科疾患

脂肪由来幹細胞は骨芽細胞(骨の元になる細胞)や軟骨芽細胞(軟骨の元になる細胞)に分化することができ、整形外科疾患でも様々な疾患に効果的であることが分かっています。近年、日本では変形性膝関節症の再生医療治療を行う患者さまが増え、根本治療として人気があります。

自己免疫疾患
自己免疫疾患

全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、シェーグレン症候群やクローン病にも再生治療が行われています。炎症性腸疾患であるクローン病の患者さまに幹細胞を移植した後、腸の瘻孔が閉じたという報告もあります。また、自己免疫疾患によってインスリン分泌がない糖尿病1型の患者さんに投与すると新しい細胞がインスリンを分泌し始めたという報告もあります。

以上のように、再生医療はこれまで治療が難しいと言われていた疾患を回復することができる希望に溢れた治療法です。さらに最近では、脳梗塞、脊髄損傷、ALS、パーキンソン病などへの治療の効果が証明され今後の治療 に期待が高まっています。

04

皮膚においては、脂肪由来幹細胞は線維芽細胞の1型コラーゲン、ヒアルロン酸の産生を促進することも分かっています。当院で提供する脂肪由来幹細胞治療は、主に点滴投与を行います。脂肪由来幹細胞を点滴をすると、先ほど説明したホーミング効果によって、脂肪由来幹細胞は傷ついた部位に移動し、そこで細胞の分化を促し、修復します。
基本的には点滴投与を行いますが、毛髪や肌のシワやたるみの再生では、肌に直接、注射をする場合もあります。状態によって医師から効果的な投与方法をご提案させていただきます。

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05

当院では採取した脂肪由来幹細胞を凍結保存するオプションをご用意しています。そのメリットは、脂肪から幹細胞を採取し、投与できる段階になるまで約5〜6週間を要するのですが、一度幹細胞を凍結保存することでいつでも治療を行いたいときに治療を行うことができます。また、若いときの脂肪由来幹細胞を長期間保存することが可能です。

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無料カウンセリングお申し込み 無料カウンセリングお申し込み
STEP1

無料カウンセリングお申し込み

WEB予約またはLINEお電話にて無料カウンセリングの予約を承っています。

ご来院 ご来院
STEP2

ご来院

ご予約日にご来院いただきます。受付を済ませたあとに、カウンセラーがカウンセリングを行います。お悩みやご希望をお聞かせください。

オーダーメイド美肌再生治療のご提案 オーダーメイド美肌再生治療のご提案
STEP3

オーダーメイド美肌再生治療のご提案

治療に同意いただけましたら、ご希望の方は採血をして、次回以降に結果を説明します。検査結果とご希望にあわせた、患者様だけの治療をご提案いたします。
※脂肪由来幹細胞治療と線維芽細胞治療は、血液検査は必須となります。

診察 診察
STEP4

診察

治療法を決定する前に患者さまの悩みを丁寧にヒアリングし、肌の状態を正確に診断いたします。
当院では肌診断ヴィジアを備えており、最新のカメラと分析技術で肌の状態を解析いたします。
ヴィジアでは、肌のシミ・キメ・シワ・毛穴・炎症・ポルフィリン(ニキビの元になるアクネ菌の代謝物)・肌年齢など、現在の肌の状態を診断するだけでなく、潜在的な隠れジミなども解析することができ、ひとりひとりの患者さまにどのような治療が必要かということを正確に知ることができます。
当院では、カウンセラーがカウンセリングしますので患者さまが不安に感じる点や治療について、丁寧かつ分かりやすく説明いたします。

血液検査 血液検査
STEP5

血液検査

脂肪由来幹細胞を採取するため、腹部から脂肪細胞を採取しますので、治療に当たり、感染症や他の疾患の有無を確認します。

脂肪の採取 脂肪の採取
STEP6

脂肪の採取

腹部から脂肪細胞を採取する方法は、周りへのダメージや痛みも少なく行うことができます。腹部に小さな傷を作りそこから脂肪を採取します。脂肪採取後は、きれいに傷が治るように縫合いたします。

細胞の培養 細胞の培養
STEP7

細胞の培養

患者さまから採取した脂肪細胞を細胞培養加工施設に委託し、約5〜6週間かけて培養し、脂肪由来幹細胞を増やします。

培養された幹細胞の移植 培養された幹細胞の移植
STEP8

培養された幹細胞の移植

疾患別、また、肌のお悩みに応じて、点滴投与、もしくは直接、患部に投与の併用を行います。

アフターフォロー アフターフォロー
STEP9

アフターフォロー

治療完了後も、気になることがございましたらご来院ください。
肌や体の定期的なメンテナンスメニューもご用意しています。

07

前述した治療の流れに沿ってカウンセリングから脂肪由来幹細胞が完成するまで1ヶ月半~2ヶ月を要します。脂肪由来幹細胞が完成しましたら、患者さまのご都合に合わせて、治療を開始いたします。

点滴投与

点滴の方は、約60分から120分かけて点滴を行いその後、クリニックにて30分安静にしていただき、経過が問題なければご帰宅していただけます。

局所注射

お顔に直接注射をする場合には、注射の際の痛みを防ぐために、治療開始前にお顔に麻酔クリームを塗布し、約1時間おきます。その後、麻酔クリームを少しずつ取りながら、お顔に丁寧に脂肪由来幹細胞を注入していきます。注入方法は水光注射もしくは手打ち注射で行い、治療直後には、わずかな赤みがあります。

08

Q.脂肪由来幹細胞治療は再生医療ですか?
A. はい。幹細胞の治療は厚生労働省から認可を受けた医療機関でしか受けることができません。当院は厚生労働省に第二種再生医 療等提供計画を提出し計画番号を取得した医療施設です。
Q.健康保険は使えますか?
A. いいえ。現在、再生医療は自由診療です。
Q.1クールの治療はどれくらいかかりますか?
A. 幹細胞点滴であれば培養期間を含めて、初めての受診から最短で6〜7週程度となります。ただし培養を委託している会社の予約状況にもよります。
Q.幹細胞はどのように採取するのですか?
A. 腹部から脂肪採取を行います。 腹部を5mmほど切開し、そこから少量の脂肪細胞を採取します。
Q.幹細胞の培養の方法は?
A. 採取した脂肪細胞を厚生労働省の認可を受けた細胞培養施設で5〜6週間、
培養し、脂肪由来幹細胞が完成します。

09

脂肪由来幹細胞による治療は、ご自身の身体から取り出した脂肪細胞から作られるため、拒絶反応がなく、体への負担が非常に少ない治療法です。
過去に脂肪由来幹細胞を点滴投与した後に、肺動脈塞栓症を引き起こし死亡したという報告がありますが、1例に留まります。

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自己脂肪由来間葉系幹細胞を用いた慢性疼痛の治療(静脈投与)
(再生医療2種)

メニュー 詳細 注入量 金額
初診料・血液検査料・
脂肪採取含む
1億個 3,300,000円
2億個 4,500,000円

※全て税込表記。  ※当院の治療は公的保険適用外の自由診療となります。

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当院は厚生労働省に受理された再生医療を提供しております

美容皮膚科・再生医療

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診療時間
10:00~19:00
休診日
月曜日
住所
〒104-0061
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※当院の治療は、自由診療となります。
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